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M333 ベラミン・キリム |
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ベラミンの細長いキリムを半分に切り分けたもの。 全体画像を見てそう指摘されれば分割された物と分かりますが、肉眼で見たら、直ぐにはそれと気が付きません。 元より、中ほどで分割されたデザインをしており、オリジナルのサイズの様に見えます。 私も初めて見た時は、一瞬、ソフラのキリムと勘違いしたほど。 一般的にこのジグザク模様はベラミンと言われますが、違うかもしれません。 私の知るアンティークのベラミンの多くは割と薄手に出来ているのに、これはやや厚手な上に、ベラミンの目くらましキリムほどにジグザグしていません。 勿論、使用する環境に応じたキリムを制作しますから、厚手だから違うという事にはなりませんが、色合いもベラミンとは違う気がします。 むしろ、同じ模様のキリムを制作するバクティアリの可能性が濃厚。 私にとって、このキリムの魅力の半分はこの美しい緑色です。 このキリムに使われている黄色系の色糸を紐で束ねてインディゴで上染めする過程で、自然な色むらが生じます。 それをこうして使う事で美しい色むらが出ます。 また、ご存じの通り、このジグザグ模様は魔除けのデザインであり、それがフィールド・ボーダーを埋め尽くし、フィールドではそれが菱形模様を形成して、邪悪なものは一切寄せ付けまいとする強い意志の表れ。 この辺りも含め、遊牧民系の流れを汲む、バクティアリの様な気がします。 そして、私の推測では、これは食事を取る際に腰掛ける場所に敷いていたキリム、厚手なのは、クッション性や保温性等を考えての事でしょう。 前述の通り、年代の割に重厚で経糸・緯糸共に太目の糸で織られ、強度があり、古物故の気配りは欠かせませんが、敷物に使えます。 派手過ぎない色合いと幾何学模様のメダリオンは、和洋を問わず相性が良く気に入って頂けると思います。 |
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