キリムの店*キリムアートアトリエ
【Kilim Art Atelier】 キリムと絨毯販売
こだわりのキリムで作ったバッグや
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M290 カシュカイ・キリム

産地 カシュカイ/QASHQAI
年代 1950年頃
大きさ 146*84〜88cm
価格 43,000円


カシュカイの小振りな中判サイズ。
最初これを見て買い付けた時、お祈り用キリムかなと思っていました。
ですが、汚れやすい真っ白の無地のフィールドで織られていて、少し雰囲気が違うとも感じていました。
実物が届いてよく見てみると、裏面の上下のボーダーにうっすら白いものが付いています。
なるほど、これはパンをこねる為のソフラだった様です。
どうりでフィールドが広く取られ、ボーダーが簡略化されている訳です。
これは、移動用に際して持ち運ぶためのソフラなのかもしれません。
ボーダー部に織り込まれたジジムは、カシュカイ族の中でも本家筋のものとされ、これがあると品質保証が付いてくると言われます。
*違うパターンで品質の優れたものもありますから、あくまで正当性を示すものと考えて下さい。

画像では白いキリムは真っ白に写し出されますが、生成り色した古いウールらしいもので、幸運にも汚れが全く付いていません。
過去に一度も敷物として使われていないキリムならでは。

何故、カシュカイのソフラに模様が無いのかは分かりません。
砂漠のオアシスを移動して生活してきた文化を持つ彼らは、砂漠のような無地の模様は居心地が悪く、カシュカイ絨毯のような過密な模様が好まれます。
唯一、ソフラやお祈り用にこの手の模様の無いキリムがあるのみ。
半面、砂漠の無い日本人は、雪世界や海のように何もない空間を好む傾向があります。
そういった観点からも、ワンポイントのアクセントのキリムとして、敷物や飾りとして重宝するのがカシュカイの無地のキリムです。




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