キリムの店*キリムアートアトリエ
【Kilim Art Atelier】 キリムと絨毯販売
こだわりのキリムで作ったバッグや
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M226 シワス・ザラ・キリム

産地 ザラ ZARA KILIM
年代 1935年頃
大きさ 203〜207*126cm
(房を含まず)
価格 288,000円


シワスはザラのお祈り用キリム。
ご覧の通り、エルズルムのミフラブ模様の生き写しであり、隣のバイブルトでも殆ど同じデザインで盛んに織られていました。
その為か、古い業者さんの中には、このミフラブ模様をエルズルムではなくバイブルトと呼ぶ方があります。
これら文化の融合を推し進める事になった要因の一つがロシアによる侵攻があり、カルスを奪われ、エルズルムまでも陥落すると、バイブルトまで逃れる人が少なからずあったと思われます。

元々、「要塞」という意味合いに由来するバイブルトは、古くからシルクロードの要衝として栄えてしていました。
そして、ここからコンヤ方面に向かう際の最寄りの大都市がシワスのザラ。
古くは、アルメニア王国の西の端に位置する事から、交易が盛んで、同じ文化圏にあったと推察されます。
そのザラでは、手先の器用なアルメニア人達により、古くからさまざまな工芸品が生み出されてきました。
オスマン時代に盛んに生産されていた極薄のショール等は、知る人も多い筈。
地理的にはシワス県でも全く趣が異なるのは上記の様な理由であり、アルメニア系の影響によるものと思います。

その優れた技術力はキリムにも遺憾なく発揮され、古いジジムは最高品の一つ。
お祈り用のキリムが多く見つかる事から、自家消費だけでなく受注生産にも応じていた可能性があり、長い歴史の間にバイブルトのミフラブ模様が手本となったとしても何ら不思議ではありません。
その後、ザラ独自の発展を遂げ、このような華やかなデザインと色使いとなりました。
アウターのボーダーを見れば、これがシワス由来である事を主張しています。
個々の模様が大らかな様子をしているのは、基本的な構図はしっかりと決めておき、経験豊かな人が考えながらさっと織り進めたよう。
見た目にも、女の子が好むような色・図柄に仕上がっています。
ザラのミフラブには、稀に過密な模様を描くケースもあるものの、どちらかと言えば、隙間を広く取るスタイルが多い傾向にあります。

非常に品質が高いので、相当に気合を入れて制作に向かったか、スキルの高い人が希望を聞きながら制作したのと、両方の可能性があります。




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