キリムの店*キリムアートアトリエ
【Kilim Art Atelier】 キリムと絨毯販売
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M008 タシュプナル・キリム

産地 タシュプナル TASPINAR KILIM
年代 1935年頃
大きさ 135*104cm
価格 ご検討中 112,000円


タシュプナルの少し古いキリム。
人によっては(コンヤ)アクサライとも呼ぶこのキリムは、とかく良質な上にコンディションまで上々で、文句の付けようがありません。
この大きさといい、この羊の角を描くためだけに考案されたデザインの様。
実際、正にその通りで、コンヤ、アクサライ、ニーデといった地域で頻繁にこの羊の角模様が古くから織られていました。
但し、その多くはチフカナットの大判であり、お祈り用等の用途で必要な時にだけ、小さなサイズが織られました。
結果として、そのフォルムは既に完成されており、地域ごとにボーダーの形が違うくらい。
織り手は、その決まった形の中で隙間に自分の個性を発揮することが可能になりました。
基本、上下左右が鏡写しのデザインとなっていますが、上下が決められていた様で、微妙に上と下のボーダーの装飾が違います。
フィールドでは、上端の羊の角の升目が若干圧縮気味。
精巧なキリムを得意とする土地柄なので、ある程度意図した変調でしょう。
羊の角の内外に織り込まれた星模様の形が微妙に違うのも、何かしら意味があっての事。
また、この地方のキリムの特徴として、色むらを上手く取り込んであります。
一番分かり易いのが、黒っぽい部分。
黒にも濃淡があり、濃紺ぽい感じのするものの他、かなりの部分にブラウンを巧妙に混ぜてあります。
更に、羊の角は、経糸を二本ずつ取って縁取りの色糸を入れる手法をダブルで行ってある事が見て取れます。
結構手間な細工で、自信の腕前を自慢するような古いキリムには多く見られますが、若いキリムでは簡略化されて普通のスリットになってきます。
薄手の柔らかいキリムなので、頻繁に通る場所には敷き難いですが、大事に使えば敷物にも向かなくはない位です。




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