キリムの店*キリムアートアトリエ
【Kilim Art Atelier】 キリムと絨毯販売
こだわりのキリムで作ったバッグや
クッションカバーも取り扱っています。
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ol971 コンヤ・キリム

産地 コンヤ KONYA KILIM
年代 1985年頃
大きさ 332*219〜214cm
価格 275,000円


総天然色のコンヤ産大判キリム。
素晴らしい色合いとホタムシデザインのこのキリム、実は新しいキリムです。
新しいキリムとは言っても、最近織られた新しいキリムではなくて、おおよそ30年近く前に織られ、その後の所在は不明ながら、コンヤの何処かにずっとしまわれていたようです。
たまたまコンヤで買い付けをしているローカルのディーラーがこれを発見し、その天然色の美しさに惚れて、150年位もあるホタムシだとして、冗談交じりにふっかけてきた程。
こ存じの方も多いでしょうが、アナトリアでは、一時期、草木染めの手法を再現してキリムを織る事が盛んに行われていましたから、その頃、どこかの工房で、かなりの手間暇を掛けてこれの制作に当たったと思われます。
ただ、これはその色合いをご覧頂ければ一目で分かる様に、ウェブ上や店頭で、天然色のキリムと謳われている怪しいものとは違います。
論より証拠、色を見て頂ければ、どれが本当の草木染めの天然色かお分かりになるでしょう。
商売上手な彼らは、「今では再現する事ができない貴重な天然色を再現したキリム」「お店の方が店仕舞いするので売る事になった」とか「閉店した筈の倉庫の中からたまたま見付かった」等と説きますが、それはセールストークの一つ、お金儲けのためなら、博物館から譲り受けた等とも言いかねません。
実際のところ、それらに天然色が使われているかどうかは微妙、たぶん化学染料が使われていますし、糸そのものにも安価な外国から輸入した機械糸をそれとは分からない様に混入させて使っています。
従って、触れた時の感触も、このホタムシの様に、柔らかくすべすべした感じのものとは違います。
何パーセントの安いウールを混ぜるかで肌触りは微妙に違いますが、総じてカサカサ感が生じてきます。
このように、何通りもの緑やなすび色、古い色合いを忠実に再現しているものが初めて総天然色と胸を張って言えます。
デザインも、最も人気のあるホタムシのサソリ模様がデンと構えた構造、このキリムの上で生活する人に危害を及ぼす恐れのある悪を払うもの。
上下の特徴ある巨大なベレケット模様も同様に邪気の侵入を拒むものです。
これならば、100万円以上もの大金を払ってアンティークを購入するのではなく、普段に使えるキリムとしてこれを選択するという方法もあるのではないでしょうか。
この大きさ、つまり、経糸にもある程度の強度が必要になるため、適度な厚みもあり、実際のご利用に適しています。




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