キリムの店*キリムアートアトリエ
【Kilim Art Atelier】 キリムと絨毯販売
こだわりのキリムで作ったバッグや
クッションカバーも取り扱っています。
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fc123 ケチムスル・ジジム

産地 ケチムスル
KEÇIMUSLU/ KEÇIMUHSINE CICIM
年代 1900年頃
大きさ 168*116cm
価格 お問い合わせ下さい


コンヤ県のコンヤ市から西へおよそ200km、山脈の合間の土地に肥沃な平野部が広がるケチムスルには、今でも昔ながらの田舎の風景が広がります。
少し山間の地域に入ると豊かな自然が広がり、小さな谷から流れ出る小川が乾燥した土地を潤しています。
昔と変わらず放牧が盛んに行われていますが、夏場は水量が減って乾燥するため、少し標高の高い所へ移動します。
山間に夏の家を持つ一般的家庭も少なくありませんが、若い人は、電気・水道が整備された町中の家に留まる事の方が多く、古い家は山の中に埋もれていってしまいます。
織物の盛んなコンヤという土地柄もあり、ケチムスル(今の呼び名でケチムシネ)は、コンヤ県の中でも主要な織物産地として知られるようになりました。
ただ、そのネームバリューの割に小さな集落のケチムスルは、他のアナトリアの田舎町同様、町の中心にモスクがあり、その祭壇の周囲は単にキリムを敷き詰めるだけでなく、祭壇上も地元の信者が寄進した絨毯やキリムで飾られます。
恐らく、その影響もあって特に発達したのが階段状ミフラブのこのジジム。
新作等のリプロダクト品ではケチムシネの名で呼ばれますが、古い物、特に業者間ではケチムスルと昔の名で呼ぶ事でプレミア感さえ漂います。
一説には、カラプナル近くの地が発祥の元とも言われるこのパターンは、イスラム教に由来する生命の木をあしらい、祭壇のような段々を用いた構図とし、その図柄から感じられる以上に内面的な信仰心がこのシンプルな構成の中に強く表現されています。
その昔、ケチムスルの各家庭で盛んに織られたキリムやジジム・絨毯は主要なマーケットである欧米市場で高く評価され、古いもの(100年以上)は需要に対する供給量の少なさから、異常な高値で取引されます。
一般の市場に出回る事はなく、コレクターが放出した際も、買い取った卸元の贔屓にしている業者なり裕福なプライベートコレクター等が直ぐに引き取るため、本当に価値のある上等なケチムスルを個人が入手する事は困難を極めます。
一般に入手可能なヤストック絨毯の古いもので3~5000ドル、安価な筈の縞模様キリムですらそれ以上の価格でされるようになりました。
そんな状況で、ケチムスルの代名詞であり、白ジジムと言うだけでケチムスルのお祈り用ジジムを意味する程誰もが憧れるのがこのジジム。
無論、コンヤの田舎から流れてきたのではなく、欧米のコレクターが何らかの理由で売りに出したもの。
既に何枚かオールドのケチムスルを掲載してありますので、その雰囲気なり特性はご存じ頂いていると思います。
基本的に牧歌的な素養の多分に含まれたケチムスルは、手織りならではの味が感じられる少し大らかな様子、模様の配列等で精巧さを極めるタイプではありません。
しかし、このケチムスルときたら、まるで神業の様。
ベースの白いキリムの織りは緻密で、その上に著しく細やかなジジムを背面に並べ、配色を変えて斜め方向の傾斜が感じられるようにする事で、この階段状のミフラブが何倍も引き立っています。
多分、これは壁掛け用のジジムとして織られたと思われますが、果たして壁に掛けて使ったのかも怪しいくらい、損傷はおろかかすり傷すら見当たらない程です。
ベースが白いウールのキリムなので、この位の年数があれば、頻繁に触れると黒ずみが発生し、壁に飾っているだけでも、空気中の汚れを吸着して黄ばみが現れるのが当たり前。
しかし、そのような兆候すら感じられないのには、驚かされます。
画像で見るのでは、このケチムスルの素晴らしさは半分程度しか伝わってこないと思いますが、完全にコレクション用のジジムなので、掲載画像は極限定したものにしています。
ご希望があれば、いくらでも追加画像をお送りします。
非公開の価格も、思う程には高くはありませんから、「我こそは!」と言われる方はお問い合わせ下さい。



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